授乳中に風邪をひいた際、「薬を使いたいけど市販薬で安心して使えるものがあるのか」「赤ちゃんに悪影響はないか」という不安はよくあります。
授乳中は薬の摂取に慎重でなければなりませんが、特定の成分に注意すれば、授乳を中断せずに市販の風邪薬を利用することができます。
今回の記事では授乳中でも利用しやすい市販の風邪薬を紹介します。
授乳中に風邪をひいた場合、市販の風邪薬の中には複数の成分が組み合わさった総合感冒剤があります。しかし、授乳中は必要最低限の成分を選ぶことが重要です。自分の症状を医師や薬剤師に相談し、適切な薬を選ぶべきだと言います。
症状を早めに抑えたい方はアセトアミノフェン、イブプロフェン
症状を早く抑えたい場合は、アセトアミノフェンやイブプロフェンが効果的です。これらは風邪による発熱、頭痛、関節痛、喉の痛みに効果があります。
ただし、市販薬には無水カフェインが配合されているものもありますので、注意が必要です。
穏やかに症状を抑えたい方はトラネキサム酸
症状を穏やかに抑えたい場合は、トラネキサム酸がおすすめです。
トラネキサム酸はのどの炎症を抑える作用があり、のどの腫れを抑え痛みや詰まった感じを解消します。
これはのどの炎症や痛みを和らげる成分で、口内炎にも有効です。
生薬など自然由来の成分で症状を抑えたい方は甘草(カンゾウ)
また、自然由来の成分で症状を緩和したい場合は、甘草(カンゾウ)が選択肢になります。カンゾウはのどの痛みや声がれに効果がありますが、過量摂取には注意が必要です。商品名や成分については薬剤師や登録販売者に確認することが重要です。
市販薬を使うときに注意するべきポイント
市販薬は手軽に買える一方で、思わぬ副作用があることも・・・
正しく使ってこそ初めて効果が出るので、
体調の変化があったら要注意
市販薬を使い始めて、吐き気や鼻血、めまいなど体調の変化が出てきた場合にはすぐに使用を中止して、薬剤師に相談してください。
市販薬が合ってない可能性があります。
市販薬を使い始めて1週間経っても回復しない場合は使用中止
市販薬を使い始めてから、1週間たってもなかなか体調が変化しない場合には注意が必要です。
以下のような可能性が考えられます。
①市販薬選びが間違っている
②市販薬があなたに合っていない
③体調が悪化している
市販薬は正しく使わないと思わぬ危険を含んでいますので、1週間たっても体調が回復しない場合には、使用を中止しましょう。
病院・医療機関に行くべきタイミング
市販薬を数日服用したが改善しない、悪化した場合は早めに受診しましょう。
熱が高いなど強い症状がある場合は、まずは受診を検討すべきです。
まとめ
授乳中のお母さんは、自分の口に入れるものに対して敏感になることがあります。
市販薬のパッケージには色んな成分が入っていて使うときには不安や抵抗感があるかもしれません。
必要最低限の成分を選びつつ、効果的な薬を見つけるためには薬剤師に相談することが大切です。
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